きものコラム
お茶会でお運びに どんな帯がふさわしいでしょうか? 選ぶ時のポイント
お茶会でお運びに。色無地着ようかと思うのだけどどんな帯がふさわしいでしょうか?
金銀ぎらぎらの派手な物は良くないでしょう?
それぞれの社中の先生によっても考えが違うのでこれが正解と言う物は無いのですが。
僧侶が教えている社中は色無地に無難な帯の組合せが多いようです。
お運びさんは皆さん色無地。
私の先生は、付下げ以上着てね、華やかだから。と、おっしゃいます。
今日のお客様は箔屋清兵衛の帯をお見せしたら気に入って購入されました。
桐箱入り仕立て上がり。
フォーマル感もあってしかも仰々しく無い柄
どんな色に乗せても似合う絶妙な色。
色無地にも訪問着にもどちらにもあわせやすい。
柔らかくて締めやすい。
私も所有してるけど合わない着物が無いくらい大活躍
柄が主張しないので覚えられにくい。水屋は同じメンバーだからいつも一緒って言われない。
濃い色にも薄い色にも似合います。
お客様も手持ちの色に近い着物にあててみて、どれにも合いそうと笑顔を見せてくださいました。
素敵な帯が沢山あって迷ったら下のポイント思い出してみて
あまり、駄目駄目言うと着物着たくて茶道始めたのに不自由で嫌だわと思われても嫌なんですけど。
お客様でお茶をいただきに行くなら自由に何でも楽しんで着て、それこそ紬でも小紋でも
私もそうしてるし。
ゲストをお招きしている席主がわになると着物姿にもおもてなしの気持ちも込めてお迎えしたいなと思うのです。
お茶席の着物、帯 気を付けたいポイント
- 茶道具の柄はさけるのが無難
- 古袱紗、お仕覆に使われる名物裂柄もさける (お道具と同じ柄が重なるのをさけるため。)
- 花の季節も気を付けて (初夏に水仙とか、秋に藤とかは無粋です)
大寄席のお茶会でそこまで詳しく見る人もいませんが、知っていて着ているのと
うっかり着ていて着物警察の方に注意されて嫌な気持ちになるのでは違うので。
こちらはお茶道具ではありませんが壺の柄。