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ちはやふる 袴姿で 競技カルタ 百人一首 マンガと着物

競技かるたにかける高校生の群像劇を描いた漫画

「ちはやふる」ご存じですか?

広瀬すずちゃんが主演で映画にもなりました。

百人一首の戦いもおもしろいのですが

カルタ部のメンバーも個性的でバラバラな性格の部員が練習や試合を通してお互いを認め合って助け合って強くなっていくところがこの漫画の魅力だと思います。

私が注目するのはかなちゃん。

かなちゃんは呉服屋の娘で和服が着たいために一旦は弓道部に入ります。

しかし、運動神経のなさと放漫な胸がじゃまして弓道には向かないみたいです。

そこでちはやと出会います。かなちゃんは万葉集など古典文学にも造形が深く、

百人一種に一句一句意味があり思いがあることをちはやに教えます。

試合には袴姿で出る条件でカルタ部に入部することになったのです。

所々に出てくるかなちゃんの着物うんちくがおもしろくて。

主人公のちはやちゃんはとうとう、東日本の女子で優勝し、西日本の代表に勝てば

絶対クイーン若宮しのぶと対決できる段階になりました。

挑戦者決定戦となると袴姿での対戦となります。

予選のtシャツとトレパンとは訳が違います。

そこで、部活の仲間呉服屋さんの娘、かなちゃんが探してきたのが

うそつき衿なんです。

それがこの写真のもの

これは色半衿が付けてあって

本来は襦袢に半衿の替わりにかぶせて使う物なのですが

肌襦袢(下着)を着てこちらを着て直ぐ着物着ちゃう人も多いです。

えもん抜きもついて固定しやすくなっております。

普段着着物だとこれにまたうそつき袖を肌襦袢か

着物の内側袖に縫いつけてしまって着用します。

舞踊など、汗かいて頻繁に襦袢を洗いたくなるような方がそんな工夫をされています。

前回の内容は、真島君が着物と袴をあつらえる場面で、呉服屋さんのかなちゃんのお母さんが

着やすさ、予算、始末のしやすさなどを考慮して選んでくれてる姿が

何を買ったら良いかわからない着物初心者に優しいなと思いました。

高校生には着物の値段も材質もわからないから、何が良いのか悪いのかわからない。

こんな呉服屋さんならお願いしたいなと、思います。

実はDONファミリーにも高校や大学で競技カルタをしてる人たちが、着物や袴を購入していただいてます。

袴の下だから、着物の長さを膝丈ほどに短くしてってリクエストも頂きお直ししました。

卒業式の着物もレンタルの商品は着丈が膝丈になっているんです。着付け易いし、動きも妨げない合理的です。

 

その道の知恵って有るんですね。

そして、今回ちはやは動きやすいうそつき衿を知り

新は尊敬するカルタの名人だったお爺さまの袴を受け継ぎキング、クイーン戦に挑むのです。

 

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